発行 LIVE DESIGN School
執筆・写真・編集 大分フィールドワーク編集部
デザイン 島田寛昭、川田季代
イラスト 浅野杏奈
構成 島田寛昭、川田季代、針谷爽、高橋大介

2025年
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”地域とデザインの学校” LIVE DESIGN School(LDS)の大分・耶馬溪フィールドワークに参加したメンバーで制作したZINEです。
耶馬溪はリードデザイナー(≒講師)福田まやさんの拠点で、2024年11月に現地を訪れた際にはあまりの自然の豊かさにただただ衝撃を受けるばかり。
3日間で飲んだ水は井戸水か湧き水のみ。食べたものも(農協はじめ現地の方針で)有機農法および無農薬の米・野菜、そして狩猟肉など、生産者さん+出所のわかるものばかり。正直かつて経験したことのない環境で、身体の中から生まれ変わったようでした。
FWテーマの「半径500mにすべてがある。」が物凄いキラーフレーズで、現地で食べた味噌や納豆も、大豆栽培〜加工までその範囲で行われているという…。
そもそもFWで耶馬溪を選んだ理由としては、LDS開校のきっかけとなった書籍『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』(学芸出版社刊)を読んで最もお会いしてみたかったのがまやさん、最も行ってみたい場所が耶馬溪だったから。
山深い地にセルフビルドで家を建て、家の傍にある清流で泳いだり蛍を鑑賞したり、米など自身で食べるものも生産しつつ、デザインの仕事で生計を立てる……と、田舎暮らしとデザインの仕事を両立したい自分にとって、「こんな仙人みたいなデザイナーが実在するの!?」と、雷10発分くらいの衝撃でした。
…と前置きが長くなりましたが、『耶馬溪ミッション!』の内容につきましては参加メンバーによるフィールドワークのレポート、そして発展形の課題として実施された「半径500mの朝ごはん」という企画がまさにLIVE DESIGNでした。
徒歩圏内で食糧を調達・生産・加工できる耶馬溪に対して、各メンバーの地元では果たして何ができたのか。手付かずの自然など皆無の東京下町暮らしの身には、もはや体張る系のYouTuberになったような気分でした…。笑
デザインもページ数でいえば全体の半分ほどやらせて頂いたのですが、もう1人のデザイナー・キヨさんと共創しつつ、全てのページに2泊3日寝食を共にしたメンバーの文章・写真・イラスト・書き文字が注入されているので(うちの娘にも画用紙に水彩絵の具を塗りたくってそれを破いて…で、大量の素材を作ってもらいました)、つくづくコラボというか「みんなで作った」感があって楽しかったです。
あと最後に個人的なこだわりとして、耶馬溪では「手で作る」ことの重要性をいたく感じたので、こちらのZINEでは「購入者自らが紙面を破いて仕上げる造本」にしてみました。現地で印象的だった緑と岩による山並みを、少しでも身体感覚でお伝えできればいいなと…。

LDSリードデザイナー・迫一成さんのデザインオフィス&ショップ
hickory03travelersにて通販しています
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